種族(編集中)
種族
【アールヴ族(首都:セイクリッド)】
オルタナシア大陸西部に位置する深い霧に包まれた霊山と、霊山から流れる「起源の河」を中心に建国され、
繁栄したアールヴ族の国。一年を通して春のように穏やかな気候と豊富な自然資源に恵まれ、歴代の政策により
「魔法」と「科学技術」においてめざましい発展を遂げた。殊に学術や教育に関しては、老若男女ともに高い知識
レベルを誇り、強大な軍事国家の側面を持っている。
種族特徴
外見的にはヒューメル(いわゆる人間族)に近く、尖った耳が特徴。
有名なファンタジーで言うところの「エルフ」をイメージすればわかりやすい。
エルフと違うのは身体的に優れた者も数多く存在し、魔法だけにとどまらず武闘派のラウンズも数多くいるところか。
また、いわゆる「白アールヴ」と「黒アールヴ」に分類され、必ずしも黒アールヴが邪悪というわけではないが
両種族のい間では長きに渡って確執があるようだ。
また、「エミリオ」や「エリシア」のように両種族の混血も存在している。
一般的に白アールヴは魔法を扱う力に長け、黒アールヴは身体的に優れているといわれているが
上記したように必ずしもこの限りではない。
【グレモア族(首都:ルナガルデ)】
その昔、「妖魔戦争」で手痛い敗北を期したグレモア族たちは、大陸の東の辺境に追放された。彼らが辿り着いた土地は奇怪な植物や毒々しい花が咲き乱れる、邪気と毒霧が色濃く立ちこめる死の樹海だった。多くのグレモア族が、蔓延する毒霧によって命を落とし、一族は滅亡の危機に追い込まれたが、グレモア王と忠臣の三公爵が、邪気と毒霧を完全に防御する結界装置を作る事に成功し、一族は危機を乗り越えた。現在も、樹海の中に朧月のように浮かび上がるドームの中心に、グレモア族の首都「ルナガルデ」は健在している。
種族特徴
グレモア族の一番の特徴は頭部に生える角である。
一般的に左右から生える二本角で、牛の角のように上下の差異はあるが婉曲していることが多い。
ただし必ずしもというわけではなく、「エリオス」や「モルガナ」のようにユニコーン状に額から直角が伸びている者もあるようだ。
一概には言えないが、見た目に反して性格は温厚なものが多く、「ヨミ」のように治療師として市井の中にある者もいる。
【セリアン族(首都:イシュトリア)】
大陸の西南一帯に広がる果てしない砂漠と荒野には、過酷な条件にも関わらず、セリアン族と数多の魔獣たちが互いに共存しながら生活を送っている。昔、広大な「銀砂の砂漠」は大陸でも指折りの緑豊かな美しい土地だった。しかし、セリアン族の先祖は自然のもたらす恩恵を省みず、私欲のために自然破壊を繰り返したため、水や木の精霊達が次々と土地から去り、美しかった土地は荒れ果てた砂漠と化したと伝えられる。それ以降、自らの過ちに気付いたセリアン族は精霊を深く信仰し、古来の伝統を守りつつ現在も自然と調和した独自の文化を紡いでいる。
種族特徴
セリアン族は獣の特徴を身体に有する「獣人」である。
一般的には猫や犬など獣の耳を頭部に有しているものが多いが
種族によっては「メルフィス」のように有翼人種である場合もある(が、おそらく数が少ない希少種と思われる)。
なお、「シルヴィア」は頭部に角を有し、頭部の左右に聴覚器官を備えているためグレモアに見えるのだが
どうやら「獣の角」が身体特徴のセリアン種族らしい。
【ヴァンプ族(首都:ウルザール)】
闇夜に生き、血を糧として生きるヴァンプ族は、遥か昔から他の部族とは相容る事のない孤立した歴史を歩んできた。大陸の人々はヴァンプ族に血を吸われる事を恐れて、彼らを化け物と蔑み、徹底的に差別し忌み嫌った。身を隠すように生きてきたヴァンプ族はある日、不思議な声の導きにより「冥刻の谷」と呼ばれる禁断の土地に集結する。そこは光から隔離された完全な闇の樹海だった。ここに拠点を据えたヴァンプ族は、ようやく迫害され続けた歴史の中で、安住の地を得る事が出来た。しかし、他の種族からのヴァンプ族に対する差別の眼差しは、今現在でも根強く残っている。
種族特徴
身体に色素を持たず、青白い肌に薄い色の髪、赤い瞳と、吸血鬼の典型的な姿である。
もっともこの世界では種族として成り立っており、寿命は1000年以上にも及ぶ。
とはいえ、長命種のサガなのか、繁殖機能が著しく低いため、近年見かけるヴァンプ族はその殆どが「混血種」である。
生粋の純血種の特徴としては「アルメリア」に見られるように全身真っ白い姿であるが、前述のとおり純血種はいまや
数が少なくなっているようだ。
【ヒューメル族(首都:ダナ・ハウト)】
オルタナシア大陸に住む五大種族のうちで唯一、大神ハウトから統治者の印綬「エクス・マータ」を授かった種族。「エクス・マータ」を授けられたヒューメル族は、五大種族の中で最も繁栄し強大な一大帝国を築き上げ絶大な権力を手にしたが、ある王の代において、その権力は良からぬ方向へと動き始め、やがて大陸全体を戦禍の渦に巻き込んでいく引き金となった…。序盤では謎多き種族ですが、ストーリーを進めるごとに、全容が次第に明らかになっていきます。
種族特徴
現在大陸の覇権を制している種族。
寿命は長命の者でも80年程度だが、短命種の特徴である繁殖力を武器に、種族数がとても多い。
身体的には平均で、肉体的に恵まれた者、魔法の素質を受け継ぐものと多岐に渡っている。
アールヴやヴァンプのように長命ではないため、肉体の成長、老化速度が速く、武術や魔法を覚えるのも早いが
能力が失われるのも早い。
その「万能性」を武器に多数の種族と渡り合え、優秀な指導者がいれば永きに渡って覇権を維持し続けると思われる。
- 最終更新:2012-03-01 00:22:01